■ 小諸城址、懐古園に歴訪 ■
2007年に小諸城址に歴訪して13年ぶりに再訪します。 初めて歴訪した時、大手門が修復中で、いつかチャンスがあれば再訪してみたかった。 また、当時はデジカメを手にした頃でCANON最初のPowerShot S20を手にしてフィルムカメラから転換した時期で、 画素数も少なく画像調整に苦労した時期だった。
今日は軽井沢で姪の結婚式がおこなわれるので、午前中に歴訪する。  


■ 小諸城址、大手門に歴訪 ■
ナビに導かれ小諸城址、懐古園の駐車場に到着したのは10時前。 昔と変わらない懐古園の景観で妻の歩行ペースで三の門前に到着。 観光客が少ないから良い映像を撮れると期待したが、門前で若者がネットライブ配信の撮影をしている。 撮影できるまで暫く待機したが中々終了しない。

諦めて大手門から撮影することにして、しなの鉄道小諸駅地下通路を経由して向かう。 小高い芝生の停車場ガーデンから大手門公園に向かう。 三の門からここまで登り傾斜の土地だ。 観光客は少なく、地域の人々の散策を見る。

停車場ガーデン 大手門(国重要文化財)

大手門前で家族連れが遊んでいる。 子供達が門前で行ったり来たりして駆け回っていた。 父親がいるからとても嬉しそうです。 和やかな景観で思わず微笑んだ! 暫く待って親子連れが門中に入り撮影チャンスがあり、構図を変えて撮影する。


 大手門
 (国重文)


大手門を様々な角度から見ると石垣と大手門との間に隙間がある。 門そのものは石垣と一体化し敵の侵入を防ぐ強固な造りだが2階部分は隙間がある。 石垣の方が高く大手門を防御する形だ。 また石垣上には周辺を見晴らす櫓があったのではないかと思われる。(私の推測)



入口の柱は堅牢さを誇る


城内に入ると大手門と云うより居館のようだ

大手門の創建は江戸時代になり小諸藩の初代藩主となった仙石秀久によって城郭整備された。 華麗さより質実剛健な建築と感じた。 明治期になり民間に払い下げられ、平成になって小諸市に寄贈され改修、復元修理で創建時の姿に戻った。


城郭内側に大手門の上に登る石段があり上がってみると、二部屋に分かれ板敷だが襖の高さから畳があったように見えた。 ここから見える城下は町並みより低い(説明文には「穴城」)ことが良く判る。
大手門から城郭を見る 三の門への城郭は低くなる

大手門公園から停車場ガーデンに向かうと道路沿いに旧北国街道小諸宿の面影が残る旧小諸本陣(本陣兼問屋場建築)があった。 現存する問屋場建築は希少価値があり主屋と表門が国重文に指定された。 何枚か撮影しながら付近を散策し小諸宿本陣主屋に向かった。



旧小諸本陣(本陣兼問屋場建築)


停車場ガーデンに小諸宿本陣主屋があり、先程の親子連れが遊んでいる。 現在は歴史資料館だが、当時は北国街道小諸宿として大名や公家などの休泊場所だった。 この建物も移築されて使われてきたが、小諸市に寄贈され再度移築されたという。 館内には小諸城や小諸宿の資料が展示してある。



小諸宿本陣主屋


裏側の庭園

天候は昨日から曇りがちで鮮明さが足りない面があるが致し方ない。 小諸宿本陣主屋の正面は旧信越本線の軽井沢駅から篠ノ井駅間を運営するしなの鉄道(JR東日本に代わり経営する会社)が走る。 三の門に向かって散策してると丁度電車が来た。 すかさずシャッターを押した映像がこれです。

小諸宿本陣主屋の玄関

電車が通過!
小諸駅に向かっていると…

停車場ガーデンからしなの鉄道の地下通路に向かい小諸城址の三の門に向かいます。 ネットライブ配信の撮影していた若者は移動したかな? 念願の小諸城址の大手門を撮影して大満足!
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